許可を取得済みでも新たなゴーグルを付けて飛行させる際は変更申請などを行う必要がある【飛行許可申請相談事例】

「DJI Goggles 3」や「DJI Goggles N3」など、新たにFPVゴーグルが発売されるとともに、互換性も日々高まり、さまざまな機体でゴーグル着用での飛行が可能な状況となっています。

ただ、既に包括申請等で許可を取得済みの場合において、申請した当時にゴーグルの使用を前提としていなかった場合は変更申請をしておいた方が良いでしょう。

ここでは個人の方からよく相談のある機体としてDJI Mini 4 ProとDJI Goggles 3、RC motion 3の場合で包括申請で追加する例を簡単に見ておきたいと思います。
※使用する装備品等によってはその他の手続きが必要になることもありますが、航空法以外の手続きについてはこのページでは触れません。また、あくまで上記の機体・送信機であると仮定します。

なお、アロー行政書士事務所では、新規申請はもちろん取得済みの許可に何かを追加する際の変更申請等の代行も行っています。

お困りであれば気軽にご相談ください。

サービスの詳細等はドローン飛行許可承認申請サービスのページをご覧ください。

※今後法改正やDIPSリニューアルによりルールが変わる可能性があることはご了承ください。

ゴーグルを使用する際に別の送信機を使用するなら送信機を追加する

DJI Mini 4 Proで仮にDJI Goggles 3を使用して飛行させる前提で見ていくと、まず、ドローン・ゴーグル互換情報を見ると、Mini 4 Proと当該ゴーグルは互換性があることがわかります。

対応する送信機としては、DJI RC MOTION 3とDJI RC2送信機です。

この際に、RC Motion 3は許可を取得した当初は利用する送信機として登録していないかと思いますので、無人航空機の情報・登録の項目で追加するようにしてください。

なお、ここで追加・変更したものを反映させるためには、申請書作成画面において、一度機体を削除してからもう一度追加するという作業をしないと反映されないためご注意ください。

目視外飛行の追加基準への適合の資料を添付

ゴーグルを装備する場合は目視外飛行に該当します。ほとんどの方はご存じかと思います。

元々の許可ではDJI RC2送信機のみの資料(画像)を添付していたかと思いますので、ゴーグルに付随する送信機(モーションコントローラー)でこれらを満たすことがわかる資料も添付するようにしてください。

RC Motion2コントローラーやDJI Goggles 2でも同じ

DJI RC Motion2とDJI Goggles2でもやり方は同じです。

なお、これを書いている時点では、DJI Goggles N3と互換性のある機体はごく一部でしたので、DJI Goggles N3を購入された方は互換性があるかどうかしっかり確認の上対応をお願いします。

送信機の互換性も確認して申請するようにしてください。

購入したゴーグルや送信機・飛行内容に合わせて変更手続きをしてください

ここではあくまで一例として、Mini 4ProとDJI Goggles3、Rc Motion3を追加する場合を見ましたが、その他の機体やゴーグル等であるケースもあります。

それぞれに合わせて手続きを行うようにしてください。

また、目視外飛行にあたっては立入管理措置が必要となります。

補助者なしの違反した飛行をするケースは結構聞きますのでくれぐれもご注意ください。

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執筆者情報

行政書士 樋口智大

アロー行政書士事務所の代表行政書士。
ドローン飛行許可承認申請や建設業許可申請、産業廃棄物収集運搬業、古物商許可等の許可申請と契約書作成代行業務を中心に行っています。また、自身で会社を設立し起業した経験を活かしたビジネス支援も行っています。行政書士資格の他、宅建士やドローン検定1級などに合格しています。写真撮影に凝っていた時期がありドローンもその一環でよく飛ばしていました。
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行政書士登録番号:24080257