このページでは、行政書士に契約書の作成を依頼した場合の費用について解説していきます。
一口に契約書といってもさまざまなものがありますので、ここでは業務委託契約書や秘密保持契約書といったよく相談のある契約書を参考例に見ていきたいと思います。
アロー行政書士事務所では、契約書の作成代行サービスをリーズナブルな価格帯で提供しております。
契約書の作成でお困りでしたらご相談いただければ幸いです。当事務所の報酬を含め、契約書作成代行サービス詳細はこちらよりご覧いただけます。
契約書作成の分量・複雑さで行政書士に対する報酬は変わる
行政書士に契約書作成を依頼する場合の料金は、どのくらい複雑な事案なのかによって変わってくるかと思います。
以下におおまかな目安を記載いたします。
一般的な内容の契約書(A4用紙3~4枚程度で済むレベルの内容)作成料金は1万円~3万円程度が相場
それほど複雑ではない一般的な契約書の場合、A4用紙でだいたい3~4ページ程度におさまる程度の内容であることが多くなっています。
この場合、業務委託契約書であれば、1万円台~3万円程度でサービスを提供している行政書士が多いかと思います。
1万円未満で契約書作成を受けている行政書士もいるようですが、どう考えても採算は合いませんので、安すぎる場合は一定の注意が必要です。
また、このレンジよりも高い価格帯でサービスを提供している行政書士も当然たくさんいらっしゃいますが、高いからといって悪いということではありません。
レベルの高い業務を中心に行っているケースでは単価が高い傾向にあります。
小規模事業者や中小企業向けに業務委託契約書作成をサポートしている行政書士が多いので、そこまで難度の高い契約書を作ることはないことから、概ね1万円台~3万円程度で収まっているケースが多いかと思います。
行政書士の場合はこのレンジの契約書が多いかと思います。
やや複雑な契約書(A4用紙5枚~10枚程度)作成料金は3万円~10万円程度
特殊な業務の契約書や当事者が複数たりする業務委託契約書の場合、内容がやや複雑になることがあります。こうした業務委託契約書の場合、入れ込む条項等が多くなる傾向にあることから、3万円~5万円程度の作成費用となることがあります。
また、業務委託契約書ではなく、事業譲渡に関する契約書や著作権譲渡に関する契約書など、やや複雑な契約書になってくるケースでは5万円~10万円程度かかるケースがあります。
複雑な契約書(A4用紙10枚以上等)10万円~20万円以上
M&Aや資本提携、投資契約などで法的確認事項が多くなる契約書の場合、契約書作成費用も高くなります。
ただ、行政書士ではなく、弁護士がやるべき内容の契約書も多くなってくる金額帯です。
契約書の作成ではなくレビュー・チェックは1万円程度が多い(NDAの場合)
契約書の中身にもよりますが、行政書士がチェックを依頼される契約書で多いのが秘密保持契約書(NDA)です。
実際に秘密保持契約書は作成依頼よりも確認して欲しいという依頼の方が多いと感じています。
この場合においては、概ね1万円前後の費用でチェック作業を受けているケースが多いかと思います。
ただ、その他の複雑な案件の契約書チェックは内容によるところとなるかと思いますが、行政書士への依頼ということであれば、NDAのチェックが多くなっています。
行政書士に契約書作成を依頼した場合の報酬目安は2万円~3万円程度
行政書士といってもさまざまな方がいらっしゃいますので一概に言い切れませんが、多くの場合、それほど複雑ではない業務委託契約書の作成を行っている場合が多く、1万円台後半から3万円程度の規模の業務を行っているケースが多くなっています。
中小企業や個人事業主でも依頼しやすい価格帯となっております。
契約書作成料金相場をまとめておきます。
契約書の種類 | 分量の目安 | 費用相場 |
---|---|---|
一般的な内容の契約書 | A4用紙3~4枚程度 | 1万円半ば~3万円 |
やや複雑な内容の契約書 | A4用紙5~10枚程度 | 3万円~10万円 |
複雑で規模の大きなな契約書 | A4用紙10枚以上 | 10万円~20万円以上 |
行政書士の契約書作成報酬が比較的安い理由
上記で記載した報酬相場は行政書士に依頼した場合の金額帯の目安です。これが弁護士への依頼となると、一般的なちょっとした内容の契約書作成でも5万円程度かかることがあります。
行政書士の報酬単価が比較的安いのは以下のような理由があります。
中小企業向けのサービスであるケースが多いから依頼しやすい価格帯に設定している
ここまでで記載したとおり、どちらかというと小規模事業者様向けのサービスを提供している行政書士が多いため、それに比例して価格帯も低く設定していることが多くなっています。
こうした事業者様の場合、そこまで複雑な契約書の作成が必要となることは少ないため、料金を安く設定している場合が多くなっています。
もちろんすべての行政書士がこうであるわけではありませんので、あくまで傾向としてというお話となります。
行政書士の場合、対応可能な範囲が限られているため
行政書士ならどんな契約書でも作成できるかというとそうでもありません。訴訟や複雑な法律相談が必要となるような契約書を作成することはできません。このような場合は弁護士へ相談する必要があります。
行政書士の契約書作成報酬が安いのは、やれる範囲が限られているということも一つ理由としてあります。詳しくは以下のメリット・デメリットの記事でも記載しておりますので合わせてご確認ください。
時給単価が弁護士と比べると行政書士はそもそも安い
時間当たりの単価を弁護士と比較した場合、行政書士は安い傾向にあります。
一概に断定できるわけではありませんが、一般的に弁護士の方が給料が高く、法務という意味では業務も高度(規模が大きい)なものを扱っています。
そうした面から見ても、行政書士の方が安い金額帯となる傾向にあります。
なお、安い金額帯だからといって質が悪い、レベルが低いということではなく、サービスを提供する対象者の違い等から生まれてくるものも大きいということとなります。
契約書作成を依頼する際は見積りをお願いし費用を明確にしておく
料金相場はあるものの、上記で記載したように、どのような契約書を作るのかによって料金は変わってくるため、しっかりと見積りは取るようにしましょう。
行政書士側がしっかりヒアリングをしてくれるとは思いますが、見積りを取るにあたり、なぜ契約書が必要なのか、その背景はしっかりと説明しましょう。
契約書作成でお困りならアロー行政書士事務所へご相談ください
アロー行政書士事務所では契約書の作成代行サービスを提供しております。
業務委託契約書等であれば、当事務所の場合、15,400円(税込)から作成を行っており、小規模事業者様でも比較的依頼しやすい金額帯となっております。
製造業やIT/Web、ドローン関連など広く業務委託契約書の作成を行っておりますので、契約書でお困りの方はご相談いただければと思います。
その他の契約書は16,500円からとなります。