私は行政書士試験に一発で合格することができましたが、独学ではなく、オンラインの通信講座を活用しました。
結果として、通信講座を使って良かったことは間違いありません。
ただ、「では独学だったら合格できなかったのか?」と問われると、おそらくそんなことはなかった、というのが正直な答えです。
ですので、結論から言えば、行政書士試験は独学でも十分に合格可能だと考えています。
とはいえ、「独学じゃなくて良かったな」と思う場面もいくつかありました。
このページでは、私自身の合格経験をもとに、行政書士試験は独学で十分なのか、それとも資格学校(通信講座・予備校)を使うべきなのかなどを率直に検討していきます。
なお、かなり主観入ってますので、個人的な1つの意見としてご覧いただければと思います。
※実務用の記事ではなく、ブログ的な位置づけの内容なので誤字脱字等あってもご容赦ください。
独学でも行政書士試験は合格できると考えられる根拠
行政書士試験は独学でも十分合格可能です。
私がそう思う理由としては、
- 問題の出題傾向として取扱う論点がそこまで難解ではない(楽という意味ではありません)
- 試験範囲もそこまで広くない(狭いという意味ではありません)
- スキマ時間を使った勉強がしやすい
- SNSや動画サイト情報発信している人がいるほか、詳しい人に質問しやすくなったから
- 実際に独学で1発合格している人もたくさんいるから
- 実際に勉強してみて結果的には独学でも行けたなと思うところがあるから
これらが理由となります。
なお、誤解してほしくないのは、行政書士試験は簡単だし楽勝だよ、みたいなことを言いたいわけではありません。
大変は大変です。実際私は1年近く毎日3時間程度は勉強していました。めちゃくちゃ勉強しました。結果的に問題なく合格できましたが、試験前・試験中はまったく余裕はありませんでした。合格発表前もドキドキしました。
だけど、たぶん独学でも普通に合格できるかなと思います。
基礎知識で解ける問題が意外と多いから何とかなる
行政書士試験は300点満点中180点取れれば合格です。
300点満点取ろうと思ったら難しい論点、マニアックな知識を含めて隅々までキッチリ勉強して理解している必要があります。
ただ、合格に必要な180点が取れればいいということであれば、基礎知識がバッチリ押さえられていれば恐らく十分合格点は取れる問題だなと感じます。200点超えで普通に合格できるのではないかと思います。
なお、基礎知識という書き方をすると簡単な問題が多いと誤解を与えてしまうかもしれませんが、そうではありません。基礎が理解できず、覚え切れずに不合格になる方がたくさんいるというのが現実であり、また覚えることは大量にあるので大変なことは大変です。
難解なところは講師に教わらないと厳しいと思うがそんなに多くない
行政書士試験はただ暗記すればいいというものではなく、趣旨を理解した上で覚えていく必要があります。
勉強していく中で、難解すぎて理解できない論点というのはそこまで多くありませんが、試験範囲の中にも難しくて理解しにくいところは当然いくつか存在しています。
ただ、そういった難解な部分は正直そんなに力を入れなくても行政書士試験は合格できます。
問題の傾向として、一見難しそうな問題文・選択肢で構成されているものであっても、正解を導き出すにあたっては、文章の読解と基礎知識の応用で解ける問題というものが意外と多くあります。マニアックな知識が試されていそうな問題であっても、基礎知識で解ける問題です。
あえてそういう作りになっているんだなと感じることもあります。
過去問やりまくってれば気が付くかと思います。
以上のことから、基礎論点を重点を置いて勉強をすることが重要であることを考えると、独学でもなんとかなると感じます。
※知識の当てはめですべての問題を解こうとすると逆に大変な試験かもしれません。
問題の解き方のコツがわかるタイミングってのがありますが、そこまで来るとなんか行ける気がするかと思います。
少し話がそれましたが、市販のテキストでも基礎論点はしっかりと充実した解説がなされており、過去問集にしても解説はそれなりに丁寧かと思いますので、それらをやり込めば合格はできると想定されます。実際に合格している人は多いですしね。
行政書士試験はそんなに試験範囲は広くないのと捨てて大丈夫な科目がある(合格するだけならという意味で)
行政書士試験科目は、基礎法学、憲法、民法、行政法、商法会社法、基礎知識となります。
科目自体はそれほど多くありません。また、各科目の深堀も民法と行政法以外はそこまででもないかなと感じます。商法会社法はわけわからん問題もでますが、5問中2問は出題傾向から確実に得点しやすいものというのがあります。
憲法も出やすい問題(領域)というものがあるので、効率的に数問は取れる可能性が高いです。
行政法と民法は配点が高いということもあり、みっちりやり込みましょう。
ザックリとした記載にはなりましたが、行政法と民法以外は出る確率が高いところを重点的に勉強してしっかり押さえ、メリハリをつけて勉強をするという戦法が使えます。
なので、なんとか自分でカリキュラムを作って勉強を進めることができる範囲だと感じます。
合格が目的なら一部の科目は完全に捨てても合格できる可能性はある
試験科目のうち配点が多いのが行政法です。300点満点中112点でうち20点が記述という配点です。
次が民法です。記述2問(40点)あるため配点が大きくなっており、76点です。
そしてその次が基礎知識(一般知識)です。56点も配点があります。
ここからもわかるとおり、かなり頑張って勉強しなければならないのが、行政法と民法であることがわかるかと思います。
行政法はとっつきにくさはありますが、単なる暗記で解ける問題が大半です。地方自治法はかなり苦戦しましたが、それ以外は慣れればそこまで難しくないので、頑張れば確実に得点源にできます。ここを勉強しまくってください。
次に民法ですが、これは結構範囲が広く、かなり勉強を頑張る必要があります。大変です。頑張ってください。でも民法は楽しいので大丈夫です。そういう理由でなんとかなります。民法は勝負所かなと思います。
後は基礎知識ですが、ここは確実に得点できる文章理解3問と情報・個人情報保護、行政書士法等関連法で数問は確実に正解できます。さらに、政治経済みたいな一般知識問題がでます。ここは今までの人生で差が出る問題です。
ここで56点中40点以上取れればかなり楽になります。
最悪30点とかでも大丈夫かなとは思います。そんなに勉強しなくても大丈夫です。というよりも、勉強しても点数が伸びないところなので、確実に得点できるところを落とさずに解き、確実にでるところだけを勉強すればOKです。
極論ですが、行政法と民法と一般知識だけでも合格できちゃいます。
ちなみに、私は全科目満遍なく勉強しています。もちろん行政法の勉強を一番たくさんやっていますが、商法も憲法もしっかり勉強していますし、一般知識も結構勉強しました。
なので、満遍なくそれなりに得点できています。
一般知識の勉強はほぼ無駄になったので、個人情報保護や行政書士法、頻出問題などのやれば得点できるところだけやりましょう。
そういう感じで、出るところに重点を絞れば結構得点できます。
※補足ですが、捨て科目を作れという意味ではありません。捨て科目を作っても合格できるという意味です。個人的には行政法と民法に力を入れつつもすべての科目をしっかり勉強した方が良いと思っています。憲法も商法も結構点数取れますし、そっちの方が逆に楽な問題多めで得点源になったのでは?という年もたまにありますし。
勉強時間が確保できない?隙間時間にスマホでめちゃくちゃ勉強できる
行政書士試験勉強のいいところは、どこに居ても勉強できるところにあります。
例えば、簿記の勉強であれば電卓と机とそれなりに広いスペースが必要ですが、行政書士試験はスマホがあればそれだけで勉強ができます。
私はスタディングという教材を使っていたので独学用の教材ではありませんが、紙のテキスト等は一切使わずにほぼスマホだけで勉強していました。何なら模試もスタディングのアプリ上で受験しました。これはさすがにPC受験です笑
でもスマホでも受けられるかと思います。
近年は独学用の教材でもスマホで勉強するためのおまけがついていたりしますし、過去問はスマホ問題集で解くということもできるかと思います。
もちろん紙のテキストを持ち歩いてもいいとは思いますが、いずれにせよ、机に座っていろいろ広げないと勉強できないということはなく、どこでも勉強ができるんです。隙間時間で。読むだけ、聞くだけという勉強法が成立しやすいのです。
この特性があるので、合格しやすい試験だといえます。
私は講義動画の音声をずっと歩きながら聞いてました。これがかなり良かったです。耳で聞く、音声勉強はかなり効果的だったと思います。講師の声が脳内で再生されて結構得点できました。
私の勉強法については以下ページで説明していますのでよかったらご覧ください。
独学の助けになる無料動画やブログも多い
私の場合は通信講座の講義を聴くということをしていましたが、今や行政書士試験の各単元を無料動画配信している方もいらっしゃいますね。
行政書士試験受験生の特徴として、勉強が得意な人ばかりではなく、意外と勉強慣れしていないという方も多いなと感じることは多いです。
テキストを読んでも頭に入ってこない、理解できないといった感じの方も多いのかなと思います。
そういった方は何かしらの講義がある講座を利用した方がいいのになと思う一方で、近年はそれなりに実力のある方が無料でYoutube等でつまづきやすい論点を映像でしっかり解説してくれていたりします。
よく無料で配信するなあと感心するのですが、無料だからといって適当ではなく、結構しっかり解説してくれており、こういうの使えば猶更独学でもいけるなと感じるというのは正直あります。
実際に独学で1発合格している人もいる
現実として、独学で1発合格している人もたくさんいます。
そうした事実から、独学でも問題なく合格できるということがわかります。
なお、私自身も独学でも合格できると感じました。
結論:独学でも行政書士に十分合格できる
以上から、独学でも十分行政書士試験は合格できると考えます。
個人的な考えを書きました。
実際に合格している人がたくさんいるというのが何よりの証明になるのかと思います。
資格学校の通信講座等と独学どちらがいいのか?行政書士になることが目的なら講座を利用した方が良い
独学でも十分合格できることは説明しましたが、個人的には資格学校を利用するのはかなり「あり」だと思っています。
というのも、時間効率が明らかに良いからです。
そして、思った以上に講座が安かったというものがあります。
特に時間効率はかなり重要だと思います。
何が重要なのか?どのように問題を解くのか?などはそもそも通信講座で教わったという事実
問題の解き方のコツやどこが重要なのか?何がポイントなのか?こういったことは独学でも勉強を進めるうちにつかむことはできます。頭を使って過去問解きまくってると気が付くと思います。
また、近年はSNSでいろんな人が勉強法やコツを情報発信しているので自分で収集することはできるでしょう。
ただ、手間がかかります。
私は通信講座を使っていましたが、これには「過去問解法講座」という動画講義が収録されており、講師の方と一緒に問題を解くことができ、かなり効率的に問題の解き方を学ぶことができました。
何が重要かももちろんわかります。
SNSやネットのブログなどで情報収集をするのも悪くないのですが、信ぴょう性と時間効率という観点から資格学校の言うとおりに勉強した方が早いなと感じます。
働きながら限られた時間で合格するなら効率的に勉強する必要がある
ほとんどの方が働きながら試験勉強をしています。
つまり、効率的に勉強をする必要があるということです。
そういう意味では、テキストは何を使えばいいかな?次は何をやればいいかな?など無駄なことで悩む時間を減らすためにも通信講座や予備校を使うのはかなり良いことだと思います。
行政書士試験合格までに必要な勉強時間は800時間前後だと説明されるケースが多いのですが、仮に1年間で800時間の勉強をしようと思ったら毎日2時間ちょっとの勉強が必要です。
2時間ってそんなに多くないように見えるかもしれませんが、あくまで毎日やったらです。
結構難しいですよ。働きながらだと。
これを独学で自分で毎日続けるのはきついと思います。
そういった意味でも通信講座等を使う意義はかなり高いかなと思います。
費用をどう考えるか次第
独学ならテキストや問題集、模試等を含めて1万円~2万円の出費で済むかと思います。
一方で資格学校等を利用するとなると5万円~30万円近くの費用がかかります。
資格学校の料金体系は本当にピンキリですが、行政書士試験であれば通学講座を利用する必要はなく、通信講座で十分だと個人的には感じました(通学が好きなら話は別ですが)。
物理的にお金が多く出ていくのは資格学校を利用する場合だといえます。絶対に合格できるとも限らないので金銭的なリスクもあるでしょう。
ただ、時間効率という点では圧倒的に資格学校の利用だと思います。これは間違いないでしょう。
行政書士試験はそこまで難しいものではありませんので、3年、4年と勉強する時間はもったいないです。1回か多くても2回で合格した方が良いです。
効果的・効率的に勉強して1年でも早く行政書士になった方が絶対いいと思います。
行政書士になってから勉強しないといけないことが大量にあるので1年でも早く合格した方が良い
行政書士になるということであれば、早く合格した方がいいのは間違いありません。
というのも、実務で使う知識と試験勉強の内容とは大きくかけ離れており、合格後も勉強が必須だからです。
なお、試験勉強が無駄という意味ではありません。実務でも行政書士試験のように長文を読み込んで理解し、要約が必要な場面が多々発生しますし、民法や行政法、会社法の知識は必須です。
ただ、各専門分野(例えば建設業法や酒税法、航空法等)の問題はほとんど出ません。
実務で使うのは専門領域の知識です。
ここの勉強を行政書士試験勉強よりもやる必要があります。
そういった意味で、少しでも早く合格しておいた方が良いというのは間違いありません。
資格試験に合格することが目的で行政書士になるつもりはないなら好きにすればいいと思う
行政書士試験受験生の中には、行政書士にそもそもなるつもりはないという方も結構いらっしゃいます。
このような場合は好きにしたらいいと思います。
何年かかっても全く問題ないということであれば独学で合格を目指すのはイイでしょう。
行政書士の通信講座が思ったよりも安かった
実は、私も最初は独学を考えていました。
最初に大手の資格学校の料金を見たときに、20万近くかかるというのにちょっとビビったからです。20万はキツイな、市販のテキストいくらだろ?とかいろいろ調べました。
ただ、いろいろ調べていくうちに、市販のものをそろえても数万円かかるなと思っていたときに、5万円台の通信講座を発見し、講師の方の経歴もコンテンツもなんかすごい良さそう!と思って、思い切って申し込んでみました。
安物買いの銭失いになったらどうしようとは思ったのですが、結果的にかなり良いコンテンツだったので、コスパはかなり良かったと思います。
勉強方法や講座が気になる方は以下もご参考ください。私はスタディングしか使っていないので他の講座のことはわかりませんが、スタディングだけならかなり語れるかと思います。行政書士合格後も宅建など他のものもスタディングで勉強しました。
ちなみに、私の勉強方法は以下で記載していますが、耳で聞く勉強はかなりおすすめです。記憶の定着が全然違います。
独学にするか講座を使うかは何を重視・優先するか次第かなと思います
行政書士試験は独学でも全然問題なく合格できると思います。
一方で、独学よりも通信講座とかを使った方が時間効率は圧倒的にいいと個人的には感じています。
コスパという意味では通信講座を使った方がいいでしょう。
ただ、物理的にお金が出ていくという側面がありますし、お金かけたからといって絶対に合格できるという保証があるわけでもありません。
最後はあなたの判断になるかと思います。
判断材料としては、そもそも行政書士になりたいのか?というところかと思います。
行政書士になることを目指しているのであれば1日でも早く合格し、なった後のことを考える時間を増やした方が絶対いいです。なので通信講座とかを使った方がいいと思います。
一方で、資格試験に合格するのが目的、自己啓発の一環ということであれば、独学でもいいと思います。
何年かかっても問題ないし効率とかはそこまで重要ではないという方も大勢いるので、そのような場合であれば独学でOKでしょう。
ここを1つの軸として判断してみてはいかがでしょうか?



