行政書士試験は短期合格も可能な試験です。実際に受験してみてそう感じます。
ただ、私の場合は9カ月の勉強期間を設定したので、短期合格しているわけではありません。
それでも、勉強をする中で状況によっては十分短期で合格できると感じました。むしろ、短期で集中してやった方が合格しやすい可能性もあるなと感じた部分もあります。
今回は行政書士試験に短期で合格するポイントについて見ていきたいと思います。
なお、あくまで短期合格も「可能」であるということであり、「簡単」である「絶対にできる」ということではありませんのでそこはご注意いただければと思います。
行政書士試験はなぜ短期合格が可能なのか?
行政書士試験は短期合格が可能な試験です。
理由は、以下の3点です。
- 必要な勉強時間が600~1000時間と難関国家資格の中では比較的少ない方であること
- 隙間時間を活用した勉強方法と相性がいいタイプの試験であること
- 法律初学者でも合格が狙える難易度の試験問題であること
行政書士合格までに必要な勉強時間(600~1000時間)から逆算すると短期合格は理屈上可能
私は行政書士試験日までに900時間程度勉強をしました。点数は208点でした。試験終わったあとも大丈夫だろうとは思っていました。
ちなみに、スタディングという教材を使っていたのですが、勉強時間はスタディングが勝手に計測してくれるので、その記録時間を参考としています(スタディング以外は利用していません)。
9カ月の期間で900時間勉強したということは、1カ月100時間、1日あたり3時間ちょっとの勉強時間です。
では、これが6カ月だったら?3カ月だったらと逆算して考えると、6カ月の場合は1日5時間、3カ月の場合は1日10時間程度の勉強時間ということになります。
つまり、理屈上不可能ではないことはわかるかと思います。
500~600時間程度の勉強で合格してしまう人も多いという現実
ちなみに、私は900時間勉強をしましたが、それは9カ月時間が取れたからです。
試験勉強中に実際に合格できるかも?と思えたのはスタディングの勉強時間計測上では600時間くらいからだったかと思います。そのときに試験を受けても合格できたかもしれない可能性はあります。
また、各予備校が掲載している情報でも、行政書士合格までに必要な勉強時間として「600時間~」という記載は結構目にするかと思います。
仮に3カ月で600時間勉強すると仮定すると、1日6~7時間程度勉強すれば合格できるかもしれない計算になります。
3カ月間土日は一切遊びにいかず勉強だけするというスケジュールを立てれば働きながらであってもやれないこともないかと思います。
6カ月なら3.5時間程度の計算になるので、半年ならいけるのでは?と感じます。
短期合格をするためには教材選びに悩む時間をカットする必要がある
行政書士試験短期合格を目指すにあたって、教材選びで悩む時間をカットする必要があります。
短期で合格を目指すなら、この教材だけひたすらやってれば行けるという状態にしてそれに集中する必要があります。
なので、自分でテキストや問題集、判例集を購入するのではなく、資格学校の通信講座の活用をおすすめします。
私は先ほど記載したようにスタディングを利用し、ひたすらスタディングだけやってました。他の通信講座でも実績があるやつなら何でもOKだと思います。
私の勉強方法とか勉強の体験記、スタディングを使った勉強法については別途ページで紹介しております。
隙間時間を活用した勉強にかなり向いている試験内容である
行政書士試験は電卓を使ったり、計算したりといったことがほとんどない試験です。
長文を読み込む必要はありますが、資料を机に広げないと解けない問題はほとんど出ません。
つまり、文章を読んで理解する作業、知識をあてはめる作業、思考の3つで構成されているということになります。
これらの作業は外にいながらスマホでもやることができます。また、問題を解く以前の「勉強(インプットや理解)」の部分においてはそれこそスマホを使っての学習がしやすいタイプの試験です。
知識を単にインプットする作業がかなり多いです。
これらは細切れの時間でやることができますので、隙間時間が活用しやすいということになります。
多くの資格学校がこうした隙間時間を活用した勉強がしやすいように設計した教材を用意してくれているので、働きながらの方でも結果的にそれなりに勉強時間が確保できるため、短期合格もしやすいというところとなります。
ちなみに、私はスタディングを使用したと記載しましたが、スタディングはスマホで勉強できるように設計されており、極論スマホだけの勉強でも合格できると感じました(あくまで極論です。推奨ではありません)。
勉強方法については以下もご参考ください。まあ、なんだかんだ私はスマホだけじゃなくて手書きも結構やりました(笑)。記述問題も出ますしね。
隙間時間を活用した勉強法について記載した記事も紹介しておきます。
行政書士試験は基礎ランクの問題が多い
これは行政書士試験が楽であるという意味ではありません。
問題を解くにあたって求められる知識が比較的基本的なことである問題が多いということです。
もちろんマニアックな知識がないと解けない問題や難しい論点の問題も出題されますが、それらは落としても問題ありません。いかに基礎ランクの問題を確実に落とさないかが重要となってきます。
基礎をしっかり固め、思考する力を養い、問題の解き方のコツをつかむことで合格に必要な点数は取れると思います。
知識で解くのではなく思考で解く問題が多いのも行政書士試験のポイント
行政書士試験は知識で勝負するのではなく、文意・文脈から回答を絞り込んで正解を出すことができる問題が意外とあります。
問題文も選択肢も難しく、聞いたこともないような言葉が並んでいるのですが、よく読んで問題の意味(背景)を理解すれば基本事項さえ覚えていれば解ける問題です。正解を導き出すと言った方がいいかもしれません。
おそらくですが、出題者も読解して正解を導き出してほしいと思っているのではないかなと思われる問題がいくつかあります。
過去問解法講座等を各資格学校がやってくれていると思いますので、そういうので問題の解き方やコツをつかめば効果的に点数を伸ばせるかと思います。
ちなみに、行政書士試験を知識のあてはめだけで解こうとすると効率が悪いですし、難しいかもしれません。こうした思考を養うのが短期合格の近道です。国語が得意だった方はチャンスかもしれません。
これらの理由から、行政書士試験は短期合格が可能だと考えます。
なお、これは試験とは関係ありませんが、行政書士の実務をやっていても、超長文の手引きを読んで要点を整理したり、何が求められているのかを把握する能力が問われるので、そういう意味では実務にマッチした試験であると考えることができます。
※実務では詳しい実務知識は必要ですので合格してからの勉強も大変です。
スタディングを活用した勉強法とかは以下をご参考ください。
忘却との戦いを考えると短期勝負に持ち込むのはむしろ有りだと思う
行政書士試験範囲は広いです。めちゃくちゃ広いです。
基礎ランクの問題が多いと書いたので簡単なのかな?と思ってしまった方もいるかもしれませんが、範囲が広いので基本を押さえるだけでもかなり時間がかかりますし大変でした。
なので、最初の頃にやったところ3か月後とかに見返すと全く記憶に残っていないという事態もそれなりにありました。
期間があけばあくほど忘却していきます。
なので、短期間に集中して勉強して、忘却する前に定着させてしまう方が勉強効率がいいのかなと思います。
なので、短期で合格を目指すのはむしろ理にかなっているのかなと最近思うようになりました。
ホントに忘れちゃうんですよね。最後の方は忘却との戦いでした。
どこに力を入れて勉強すべきかの判断が重要
行政書士試験短期合格を目指すなら、残念ではありますが、捨て分野を作るのも戦略の1つだと思います。
その1つが商法・会社法です。意外と捨ててる人多いです。
なお、残念ではありますがと記載したのは、専門家としてこの捨て分野(商法会社法)の知識こそむしろ重要だからというのもあります。ただ、合格しないと始まらないので、まあ捨てるのも有かなとは思います。
※商法会社法も1問は確実に得点できる頻出問題がいくつかあるので、全部捨てるのは得策じゃないと個人的に思いますがね。
少し話がそれましたが、何が重要なのか、それを理解し、どこを重点的に勉強すべきかということが重要だと言うことです。
で、それが得意なのが資格学校です。
なので、その知識を活用させてもらって効果的に勉強しましょう。
ちなみに、言うまでもなく重点的にやるのは行政法と民法です。行政法は地方自治法は正直苦痛でしたが、頑張れば満点取れる科目なので頑張りましょう。
後は一般知識(基礎知識)にハマらないようにご注意ください。あれは対策不要だと思いました。私は50時間くらい勉強してしまってかなりロスしたかと思います。ちょっとだけやるぐらいでいいと思います。
記述ブーストがさく裂するなど運がよければ超短期で合格可能だと思う
行政書士試験でやや問題があるなと思うのは、記述問題の配点が高いところにあります。
1問20点の60点満点です。
運が良ければ短期の人でも高得点できてしまいます。
実際に、試験前に見ていたところがたまたま記述で出た、というケースは結構あります。
択一はボロボロなのに記述で50点くらい取れてギリギリ合格している人も実際にいます。
記述ブースト+一般知識ブーストで合格している人もいると思います。
そういうちょっと問題のある試験内容ではあるのです。
ただ、そういう要素があるので、短期合格しやすいというメリットもあります。
※長期で勉強して落ちる人もいます。一般知識で足切りになる人もいるらしいです。
なお、私は記述は42点でした。ちゃんと勉強してちゃんと回答を作ることができました。通信講座の動画で先生が言っていたことをそのまま書けば正解できる問題とかもあるので、そういう意味では記憶の定着という部分で通信講座は使って良かったです。
短期合格を目指すなら資格学校の行政書士試験講座などは必要か?
短期合格を目指されるケースだけではないのですが、リアルでよく聞かれるのが、独学ではなく資格学校を利用した方がいいのか?ということと、短期であればどうか?みたいなことです。
正直なところ、独学でも十分合格はできると思います。
ただ、効率的に勉強しようと思ったら資格学校の行政書士試験講座は必須だと思います。
ほとんどの方が働きながらの試験勉強になるのでそこまで時間がかけられないというケースが大半です。
そういった中では効率と効果的な勉強をすることが重要です。
趣味で試験勉強をしているのであれば好きにすればいいと思いますが、行政書士になることを目指すということであれば何かしら講座は使った方がいいでしょう。
ちなみに、個人的におすすめはスタディングです。1発合格できたからです。
詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
行政書士試験短期合格は可能だがあらゆる面での効率化が必要
行政書士試験短期合格は可能です。
ただ、短期合格するのであれば、効率的に勉強をすることと、効果的な勉強が必要です。
試験に出ないところを必死で勉強しても意味がありません。また、独学だと遠回りをしてしまうケースも結構多いかと思います。
限られた時間の中で最大限の効果を出すためにもぜひ効果的な勉強を目指してください。
ちょっとしたコツ・ポイントをつかむだけでも学習効率は変わってきますので、個人的には短期合格を目指すのであればぜひ行政書士の通信講座等の利用を検討してみてください。
個人的にはスタディングがおすすめではありますが、いろいろな講座があるので、通信講座等に興味がある方は以下もご参考ください。




