上記でも簡単に記載しましたが、業務委託契約とは、業務をアウトソーシング（外部の第三者に委託）する契約全般を指しています。
製品の製造を外部に委託するケースやシステム開発の一部を外部に委託するケース、住宅の建築を委託するケース、経理等の管理部門業務を外部に委託するケース、研修講師を外部に委託するケースなど、ビジネスの現場ではあらゆるところで業務委託が行われています。
こうした外部に業務を委託する場合においては、仕事を依頼する側も請ける側もしっかりとルールを決めておかないとトラブルとなってしまうことは容易に想像がつくかと思います。
業務委託で仕事を請けたものの、途中でプロジェクトが頓挫した際に、やったところまで報酬がもらえるのかそうではないのか、報酬はどのタイミングでもらえるのかなど、取り決めをしておかなかったがゆえに発生するトラブルは意外と多くあります。
また、契約書を作成していたとしても問題が発生する場面というのは出てきますので、そうした事態になった場合、どうするのかといったことも決めておくことができます。トラブルを防止するとともに、客観的に契約内容を書面で残しておくことで、紛争となった際のリスクを軽減することが可能です。

ビジネスにリスクはつきものですが、少しでもそうしたリスクを排除するために、業務委託契約書を作った方がいい場面というのは多くあります。